拳を握って立つちくわぶの魂

恋はしめさば、海はマトカ。3時のおやつは生たまご。

エアコンのフィルターを洗った話

先日私の部屋のフィルターを洗った。背中のニキビはカビが原因であるというので、エアコンのフィルターを洗ってはどうかと言われたのである。

そしてそれからやく3週間。それを見ていた上の妹に「私たちの部屋のもお願い」と言われたものの、どうしても面倒で放置していた。しかし、3週間も経てばまだやらないのかと毎日催促されるようになり、それもまた面倒なのでついに重い腰を上げることにした。これも家で埃が平気なのが私しかいないせいである。

しかしこの8月の午前中の庭はとにかく暑い。インドア派で外に出ることも少なく、コロナ禍でしかも大学の夏季休暇ともなれば、私の太陽耐性もすっかり落ち、とにかく日差しが痛い。まだ若干日陰ではあるものの、背中に当たる日差しはもはや「熱い」ではなく「痛い」。

1つ目にとりかかったリビングのエアコンはダイニングのエアコンであり、キッチンのエアコンである。つまり、毎日ずっと運転している上に、キッチンの油汚れがつく。フィルターの汚れも油で黄ばみ、その上落ちにくいのである。なんということだろう。そう悪戦苦闘しているうちに、母はセスキを持ってきた。セスキというのは大したもので、これを使うと魚焼き機の油も、角煮を作った後のシリコンスチーマーも、あっという間に油の落ちる優れものである。アルバイト先の床の清掃でも、これを水に溶かしてモップを掃いていた。そんなセスキはやはりここでも使えた。先ほどまでとは段違いに汚れが落ちていく。とはいえやはりこの汚れは頑固なもので、結局2回目の洗い残しを取る作業をすることになった。

もう疲れたので今日はこれだけで良くない?とも思ったが、ここで残りを放置するとまた面倒になって腰が重くなる。私は自分自身のそういう性格を理解しているので、さっさと妹2人と母の部屋、合わせて3台ぶんのエアコンのフィルターを取り出した。こちらの3台は私の部屋のものと同じ製品なので勝手もわかるしすぐに取り出すことができた。こちらは油汚れもないので水だけですぐに落とせた。やっぱり油汚れってしつこいんだな。油を排水口に流してはいけない理由がよくわかった。

さて、そうこうして3台のエアコンのフィルターを洗っている隙に、リビングのエアコンのフィルターも乾いた。夏の日差しは痛いほどだが、こうしてすぐにものが乾くのは良い点である。しかし問題はここからで、リビングのエアコンは他のものと製品が異なり中身も複雑で、その上ソファと食器棚の真上なので他のエアコンよりも中を覗きにくいのだ。というか見えない。椅子を下に持ってきたところで、私の頭の先はエアコンよりも下にしかならない。しかし大型のエアコンは中に大きくここがフィルターを入れる場所だとアピールしてくれた。どうなっているのかはわからないが、とりあえずまぁそれに従っておけばなんとかなるだろう。そして目に埃が入りつつも、なんとかしてフィルターを入れ込めたのであった。

そしてフィルターを掃除したエアコンはよく効いた。さっさと腰を上げていればよかったと思うくらいには。しかし、よく効きすぎて下の妹はブランケットにくるまりくしゃみをし始め、母も上の妹も寒いと文句を言う。28℃でだ。私が生ぬるいと言って下げた譲歩の27.5℃からさらにいつの間にか戻されていた28℃でだ。遂に28.5℃に設定温度を上げられてしまった。生ぬるい。暑い。エアコンが効けばこの蒸し暑い部屋もなんとかなると希望を持った矢先にこれだ。やはり快適に過ごしたいなら自室が1番と言うことか。でも28.5℃は暑いと思う。

まぁ、私としてはお駄賃として2000円をもらえることになったので、フィルター掃除はやってよかったとは思う。また2000円をもらえるそうなので、来年は夏が始まる前にやろう。でも28.5℃はない。